懐かしい便り

             猛暑のフィレンツェから戻り体調をくずし
             1週間程何もしない毎日
             夏の涼しい風でなく秋の気配の冷たい風のストックホルム
             このまま秋になってしまうのだろうか



             大きな茶色い封筒が娘の所に私宛に送られてきた

             中には
             今はもう亡き人わたしの夫の昔の新聞記事と二枚の写真
             びっしり書き入れた1枚のアメリカのポストカード
             亡き主人の友達の奥さんだった人からだった
             彼女は旧市街にアクセサリーのブティックを持っていて
             子供のいない彼女は私の娘達をかわがってくれ
             わたしは良く遊びにいったものだった

             いつもおおきな声で笑うおおらかな彼女
             でもその裏には不幸せな結婚生活そして離婚
             離婚した後も48歳の若さで逝った夫だった人の最後をみとった彼女
             離婚してののしり合う人たち
             離婚してそれを友情愛へと発展させる人たち
             離婚は終わりでなく始まりである

             その何年か後彼女はブティックを売り
             私も離婚そして何回もの引っ越しでお互い音信不通
             アメリカ人の彼女は自分の母国に戻ったのだろうと思っていた
             カードには電話番号が書いてあり私の名前をGoogleで見つけたと

             早速その夜電話してみた
             昔と変わらないおおらかな大きな声が電話の向こうから
             私たちはまるで昨日今日会ってる友達のように
             何年もの年の隔たりは消えさり
             お互いに聞きたいことが沢山あり
             週末に会うことを約束して電話をきった

             懐かしい思い出とともにやってきた茶色い封筒


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# by poppy49 | 2014-08-25 21:44 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)

レオナルド ダヴィンチの生家へと

             フィレンツェに宿をとった一つの理由は
             この街から1時間位で行ける興味のある街や村が沢山あるからであった
             レオナルド ダヴィンチの生家ヴィンチ村もそのひとつで
             今でもその当時とほとんど変わらぬ風景が残っていると......
             朝早くフィレンツェから30分ほどで着くエンポリ駅からバスで

             着いた場所はヴィンチ駅
             インフォメーションオフィスで地図をもらい
             ここから3キロあるAnichianoにダヴィンチの生家へと

             赤い目印の14番追って行けば良いという              
             半分不安であったが兎に角
             オリーブ畑の細い道へと


             道は延々と続く上がり坂
             まだ10時というのに太陽は
             わtしの体をその熱で一杯にする


             キラキラと銀色に光るオリーブの葉っぱの向こうに見える家
             もしかしてヴィンチの生家かとおもいきや

             それは
             忘れられた寂しげな
             壊れかけた昔をかたる古い家



             まだまだ続くオリーブの畑
             レオナルドも歩いたのかこの道は
             初めてみるオリー畑とはいえ
             いささかオリーブ畑に疲れてきた
             1時間程歩いただろうぼこぼこ道のあがり坂
             車の音が聞こえたと思ったら
             もうそこは舗装されたきれいな道



             レオナルド ダヴィンチの生家は
             見晴らしの良い丘の上
             3部屋に分かれていて、一部屋には暖炉があり
             今はただ部屋は空間として残ってる

             彼の出生証明書も、隠れて写真とりました
             感受性の強い少年時代を過ごした家
             このすばらしい景色を彼はどんな風に受け止めていたのだろう
             生涯一人で生きた人
             彼の描くマドンナの
             あくまで完璧に美しく高貴な女性像
             何度私は彼の描いたマドンナを模写したことか
             フィレンツェよりミラノを好んだ人
             老いた肖像画を残していった人


             500年前の彼の眺めた景色
             それは今も変わらず私の目の前に広がってる
             少年レオナルドが野花のなかからでてきそうな
             オリーブ畑の広がる
             レオナルド ダヴィンチの生家をあとに
             私はまたオリーブ畑の中へ
             感無量の気持ちをかかえて
             黙々とヴィンチ村へと下り坂
                          
             
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# by poppy49 | 2014-08-10 08:57 | イタリアの街角 | Trackback | Comments(2)

フィレンツェからシエナの街へ


               突然の夕立
               石畳に叩きつけるような激しい雨
               8月に雨が沢山降ると良質なワインが出来ないと
               ワイン泣かせの8月の雨
               昨日は雨が降らなくて良かった
               フィレンツェよりももっと古い街
               1時間あまりの汽車の旅
               坂道のあるシエナの街


               坂道にあるレストランでも
               上手に座るところを造ってしまう
               さすがイタリア人



               トルコ緑色が窓を飾り



               何百年もの間まるで息をしてきたような
               触ってみたらザラザラしている
               剥がれかけたレンガの壁
               


               レトロなカフェー




               何処の街角に目をおいても
               すべてが絵になるシエナの街



               イタリアの古い街にあるように
               シエナにも立派に建ってる   
               高い塔とシンプルなゴシックの教会

             
               去年訪れたボローニャと同じように      
               街が語る
               シエナの街も語る街
               時間を忘れさせてくれた街
                              
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# by poppy49 | 2014-08-04 05:34 | イタリアの街角 | Trackback | Comments(0)

フィレンツェからカッララヘ


             蒸し暑いフィレンツェの天気と人混みに疲れ気味
             フィレンツェを離れ、2泊3日の小さな旅に出る事にした
             行き先は大理石で知られているカッララ
             山だからきっと涼しいだろう
             次次と代わる汽車の窓から見える見慣れない風景は
             2時間という汽車の旅を退屈させず
             駅を通り過ぎるごとに確かめる駅の名前

             数人の人達が乗り降りする
             さして印象に残る程でもない普通の田舎駅

             と、がっかりしただけに
             汽車の去った後に広がった
             美しい大理石の山山を見た時はうれしかった。
             予定より一つ早い汽車で着いたのでまだ迎えの人はいないので
             カプチーノを飲んだ後駅前あたりをぶらぶら歩き

             迎えに来た車で
             日本の山道のような緑が茂った坂道をあがりながら
             予約してあったB&Bへ着いた


             大理石の白がまるで雪景色のようで
             イタリアというよりはスイスを連想させる
             やっぱり来てよかった

             ひんやりとした次の日の朝
             昨日の美しい大理石の山々は今日は
             雲と霧で隠れてる

             それでも午後には
             すっきりとした山の色


             季節としてはもう遅いんだろうラヴェンダーの花
             軽くてでこすってみたら
             ラヴェンダーの香りが空気のなかに散り
             フィレンツェの暑さと雑踏を忘れさせてくれた
             カッララの旅
             戻ってきたフィレンツェは思ったより涼く
             私を迎えてくれた
             明日も小さな旅をしようかな
             

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# by poppy49 | 2014-07-31 22:10 | イタリアの街角 | Trackback | Comments(4)

フィレンツェ、雨の日の窓辺

             私にとっては2日前の雨は恵みの雨
             特別に暑い夏ではないんだろうけれど
             ストックホルムの涼しい夏に慣れている私には
             フィレンツェのこのムーットする夏はきつい
             この日は雨と雷の音で目を覚ました涼しい朝だった。
             狭い路地に面したアパートの窓からカメラを向けてみた



             濡れた石畳の上をカラフルな傘が行く
             暗い雨の日のヴェージュ系の壁に華やかさを添える

             何方にいこうか分かれ道
             雨の中でのディスカッション

             傘とレインコートで完全防備で
             忙しそうに道の向こうに消える人

             傘が小さくて良かったね
             仲良く寄り添って
             相合傘のお二人さん

             大忙しの
             移動ショップの傘とレインコート売り屋さん

             まるで映画を観てるように
             カメラを通して目まぐるしく代わる
             雨の日のフィレンツェの何でもない光景
             一人旅の私を微笑ましてくれる

             雨が止み
             濡れた道に映るフィレンツェの街を撮りたかったのに
             雨を欲していた石畳は既に乾き始め
             残るは小さく残る水溜り


             あの激しかった雨が嘘のような
             午後には晴れ
             見慣れたコントラストの強いフィレンツェの街の風景に戻った
             吹く風が心地よい雨あがりの2日前の出来事
             

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# by poppy49 | 2014-07-23 22:48 | イタリアの街角 | Trackback | Comments(4)

フィレンツェ華やかな街

              それにしてもなんて蒸し暑いのだろう
              焼き付くような石畳
              日陰の少ないフィレンツェの街
              石造りのベンチや大理石階段の日陰に座り込む人々
              石や大理石特有のひんやりした感覚は、もう感じられない



              ルネッサンス時代の華やかさを語る
              サンタ マリア デル フィオーレ大聖堂
              その華やかさの裏には
              名もない人々の労働力が秘められている





              夕方の太陽をうけ、黄金色に輝くのは美しい
              しばし足を止め
              少しずつ色のニュアンスがかわるのを観ていよう
              夏の日のフィレンツェの夕暮れ時は
              ゆっくりゆっくりとやって来る
              風はかするようにして
              フィレンツェ街をぬけて行く
               
             



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# by poppy49 | 2014-07-20 05:49 | イタリアの街角 | Trackback | Comments(2)

フィレンツェ、アルノ川添いを歩く sanpo


             ニューヨークからストックホルムに戻ったのもつかの間
             慌ただしくフィレンツェへ向かったのは1週間前の事
             旧市街は観光客でごった返し
             太陽は所々壊れた石畳を照りつけ、とても暑い日々
             まずはアルノ川沿いにきままに歩くことにした。


             この橋を渡ったのは遠い遠い昔の事
             確か結婚したばかりの妊娠4ヶ月の身だったけ
             何となく懐かしい橋である



             
             アルノ川を東に向かって歩くことにした




             何が釣れるんだろう
             橋の下で釣りをしている二人






             遠くにかすんで見える
             トスカーナを感じさせる景色
             旧市街の雑踏を忘れさせ
             美しい夏雲がうかぶ
             フィレンツェの夏の一日
             まだ1ヶ月あるのでゆっくり旅である
             

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# by poppy49 | 2014-07-17 06:33 | イタリアの街角 | Trackback | Comments(0)


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