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静かな秋

               11月のストックホルムは
               しっとりと秋が裹む街

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               天気の良い日は
               オレンジ色のニュアンスの
               枯れ葉が地面を埋め
               風の吹く日は
               あてもなく枯れ葉は空中を舞う

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               雨の日は
               地面に張り付いた枯れ葉は
               じーっとしながら雨に濡らされている

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               日が暮れるのが早く暗い日々
               暖かい光のともるカフェーで
               大きなカップを両手でもち
               熱い紅茶をすするのも良い

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               それとも
               寂しげな黄昏の港を
               歩くのも良い
               古いお気に入りの本を開け
               静かなセンチメンタル秋に
               自分を置くのも良い

               初雪が降るのも近いだろう
               ストックホルムの街を機上から見下ろしながら
               私はパリへと向かう

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# by poppy49 | 2014-11-04 08:42 | 秋のセレナーデ | Trackback | Comments(0)

美しきリュベロンの村々

              中世の村リュベロンは
              エクス.アン.プロヴァンス から車で僅か40分程
              霧のかかった朝もやを眺めながら
              今回の旅の最後の目的地へ

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              南仏の青い空に聳えるように
              建てられた家々

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              どの階段も
              どの路地も
              魅惑的で
              歴史を感じる
              レンガ造りの壁の色 

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              マルシェも楽しい
              フランス人はニンニクがお好きなようで......


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              色も形も違う
              窓が妙に気に入った
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              数は少ないが
              センス良く
              何気なく
              飾られている雑貨達
              決して売りつけようとしない
              店の主人達
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              また訪れようリュべロンの村々
              この次は住んでみるのも良いかもしれない
              南仏は夏は暑すぎるけれど
              冬はストックホルムより
              暖かくて明るいだろう
              1ヶ月間のエクス.アン.プロヴァンスの旅を終え
              ストックホルムへと
              
              
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# by poppy49 | 2014-10-30 00:18 | フランスの街角 | Trackback | Comments(0)

セザンヌの隠れ家、ビベミュスの石切り場

             セザンヌの隠れ家のようなアトリエは
             ローカルバスの8番の最終駅で降り
             迎えにきたシャトルバスで
             赤土の塊の山道の坂を上がったところ
             セザンヌがイーゼルや絵の具を馬車に積み
             百年前に通った同じ道

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             1日2回だけのガイド付きの予約制
             たった10人程のちいさなグループ
             鍵がかっかていていました
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             まさに山の中
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             セザンヌカラーの
             緑がかった赤茶色の岩

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             太陽に照らされて
             オレンジ色に輝いている
             セザンヌの隠れ家
             週5日間この小屋に泊まり
             2日間は妻と息子のいる街へと
             日の出とともに起き
             日の入りとともに寝たという


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             小屋の前には
             彼の愛したサント.ヴィクトワールがみえる 


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             おなじ場所がそのまま残ってる


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             少し大きくなってるが同じ木が残ってる
             考えてみると
             絵になる景色は何処にでもある
             ただそれに気づくか気付かないかだろう
             昔絵を書いていた頃に
             美術の先生が自然を自分の目で解釈し
             また自然にもどれと
             今ならわかるような気がする


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             何百年もの間そびえてきたのか
             サント.ヴィクトワールの山
             これからも観光客に荒らされないで
             大事にこの場所
             セザンヌの隠れ家のアトリエ
             ビベミュスの石切り場を大事に守ってほしい
             
             
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# by poppy49 | 2014-10-19 05:22 | フランスの街角 | Trackback | Comments(0)

エクスアンプロヴァンスの旧市街

              10月 わたしにとっては秋の月
              エクス,アン.プロヴァンスには
              秋が来るのだろうか
              まだまだ暑い日が続く
              それとも暖かい日が続くと言ったほうが良いのか

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              旧市街はくねくねと小さな路地が
              まるで蜘蛛が網を張ったように広がり
              そして 
              いたるところにある広場

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              時々ぶつかる
              行き止まりの路地

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              2階の小父さん
              路を歩いてるカメラをかかえたわたしに
              ボンジュール
              わたしもボンジュールと
              シャッターをきる

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              壁画になってしまった
              ピザ屋さん

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              この街には
              噴水がいたるところにあり
              透き徹った水が
              湧き水のよう

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              南仏特有の
              壁や窓に花や緑で彩る
              私もこんな窓がほしい

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              小さな質素なお菓子屋さんで
              見つけたマコロン
              上と下の色が違ってるのが気に入って
              思わず買ってしまった
              紙の袋にごそごそと入れてくれた
              壊れないようにソート持って
              近くの噴水の石に腰掛け
              口のなかでマコロンの
              あまーい味と香りがひろがり
              しあわせな穏やかな
              エクス.アン.プロヴァンスの昼下がり
              
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# by poppy49 | 2014-10-17 04:27 | フランスの街角 | Trackback | Comments(0)

セザンヌを訪ねて ジャス.ド.ブッファンの別荘

              セザンヌの故郷を訪ねて
             エクス.アン.プロヴァンスへの旅にでたのは
             2週間以上も前の事
             朝晩気持ちの良い風が吹くこの街が
             ひどく気に入った

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             自然を愛し自然をみつめた
             山高帽を被った見覚えのある
             ポール セザンヌがそこにいる

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             紅葉しきれないような黄色い葉っぱの
             これはマロニエの木々なのかしら
             青春時代のセザンヌのアトリエのようだった
             ジャス.ド.ブッファンの別荘が
             ひっそりとたたずんでいる

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             左側は銀色の葉っぱのオリーブの木々

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             家と家の向こう側へはガイド付きの予約
             英語かフランス語ということで

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             家の中はカメラ禁止
             若きセザンヌの描いた
             12の壁画はいまはもうない
             天井の白いペンキは剥がれ
             家のなかには何もなく
             悲しい程みすぼらしい
             早く修復してほしい

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             森の中を歩いているような
             庭というにはあまりにも大きい
             この大きな敷地のあちこちに
             セザンヌはイーゼルを置き

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             何でもないようなこの景色が
             セザンヌの手にかかり
             南仏の美しい光の絵が出来上がる


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             鑑賞する絵は一枚もなかったけど
             振り返ってみたら
             庭の向こうに
             イーゼルとセザンヌの姿がみえるような.......

セザンヌはここで40年の時をおくってる

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# by poppy49 | 2014-10-13 08:43 | フランスの街角 | Trackback | Comments(0)

懐かしい便り

             猛暑のフィレンツェから戻り体調をくずし
             1週間程何もしない毎日
             夏の涼しい風でなく秋の気配の冷たい風のストックホルム
             このまま秋になってしまうのだろうか

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             大きな茶色い封筒が娘の所に私宛に送られてきた

             中には
             今はもう亡き人わたしの夫の昔の新聞記事と二枚の写真
             びっしり書き入れた1枚のアメリカのポストカード
             亡き主人の友達の奥さんだった人からだった
             彼女は旧市街にアクセサリーのブティックを持っていて
             子供のいない彼女は私の娘達をかわがってくれ
             わたしは良く遊びにいったものだった

             いつもおおきな声で笑うおおらかな彼女
             でもその裏には不幸せな結婚生活そして離婚
             離婚した後も48歳の若さで逝った夫だった人の最後をみとった彼女
             離婚してののしり合う人たち
             離婚してそれを友情愛へと発展させる人たち
             離婚は終わりでなく始まりである

             その何年か後彼女はブティックを売り
             私も離婚そして何回もの引っ越しでお互い音信不通
             アメリカ人の彼女は自分の母国に戻ったのだろうと思っていた
             カードには電話番号が書いてあり私の名前をGoogleで見つけたと

             早速その夜電話してみた
             昔と変わらないおおらかな大きな声が電話の向こうから
             私たちはまるで昨日今日会ってる友達のように
             何年もの年の隔たりは消えさり
             お互いに聞きたいことが沢山あり
             週末に会うことを約束して電話をきった

             懐かしい思い出とともにやってきた茶色い封筒


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# by poppy49 | 2014-08-25 21:44 | ひとりごと | Trackback | Comments(0)

レオナルド ダヴィンチの生家へと

             フィレンツェに宿をとった一つの理由は
             この街から1時間位で行ける興味のある街や村が沢山あるからであった
             レオナルド ダヴィンチの生家ヴィンチ村もそのひとつで
             今でもその当時とほとんど変わらぬ風景が残っていると......
             朝早くフィレンツェから30分ほどで着くエンポリ駅からバスで
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             着いた場所はヴィンチ駅
             インフォメーションオフィスで地図をもらい
             ここから3キロあるAnichianoにダヴィンチの生家へと
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             赤い目印の14番追って行けば良いという              
             半分不安であったが兎に角
             オリーブ畑の細い道へと
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             道は延々と続く上がり坂
             まだ10時というのに太陽は
             わtしの体をその熱で一杯にする
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             キラキラと銀色に光るオリーブの葉っぱの向こうに見える家
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             それは
             忘れられた寂しげな
             壊れかけた昔をかたる古い家

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             まだまだ続くオリーブの畑
             レオナルドも歩いたのかこの道は
             初めてみるオリー畑とはいえ
             いささかオリーブ畑に疲れてきた
             1時間程歩いただろうぼこぼこ道のあがり坂
             車の音が聞こえたと思ったら
             もうそこは舗装されたきれいな道
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             レオナルド ダヴィンチの生家は
             見晴らしの良い丘の上
             3部屋に分かれていて、一部屋には暖炉があり
             今はただ部屋は空間として残ってる
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             彼の出生証明書も、隠れて写真とりました
             感受性の強い少年時代を過ごした家
             このすばらしい景色を彼はどんな風に受け止めていたのだろう
             生涯一人で生きた人
             彼の描くマドンナの
             あくまで完璧に美しく高貴な女性像
             何度私は彼の描いたマドンナを模写したことか
             フィレンツェよりミラノを好んだ人
             老いた肖像画を残していった人
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             500年前の彼の眺めた景色
             それは今も変わらず私の目の前に広がってる
             少年レオナルドが野花のなかからでてきそうな
             オリーブ畑の広がる
             レオナルド ダヴィンチの生家をあとに
             私はまたオリーブ畑の中へ
             感無量の気持ちをかかえて
             黙々とヴィンチ村へと下り坂
                          
             
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# by poppy49 | 2014-08-10 08:57 | イタリアの街角 | Trackback | Comments(2)