10月 わたしにとっては秋の月
エクス,アン.プロヴァンスには 秋が来るのだろうか まだまだ暑い日が続く それとも暖かい日が続くと言ったほうが良いのか 旧市街はくねくねと小さな路地が まるで蜘蛛が網を張ったように広がり そして いたるところにある広場 時々ぶつかる 行き止まりの路地 2階の小父さん 路を歩いてるカメラをかかえたわたしに ボンジュール わたしもボンジュールと シャッターをきる 壁画になってしまった ピザ屋さん この街には 噴水がいたるところにあり 透き徹った水が 湧き水のよう 南仏特有の 壁や窓に花や緑で彩る 私もこんな窓がほしい 小さな質素なお菓子屋さんで 見つけたマコロン 上と下の色が違ってるのが気に入って 思わず買ってしまった 紙の袋にごそごそと入れてくれた 壊れないようにソート持って 近くの噴水の石に腰掛け 口のなかでマコロンの あまーい味と香りがひろがり しあわせな穏やかな エクス.アン.プロヴァンスの昼下がり 一日一回励みの1票 お願いします #
by poppy49
| 2014-10-17 04:27
| フランスの街角
セザンヌの故郷を訪ねて
エクス.アン.プロヴァンスへの旅にでたのは 2週間以上も前の事 朝晩気持ちの良い風が吹くこの街が ひどく気に入った 自然を愛し自然をみつめた 山高帽を被った見覚えのある ポール セザンヌがそこにいる 紅葉しきれないような黄色い葉っぱの これはマロニエの木々なのかしら 青春時代のセザンヌのアトリエのようだった ジャス.ド.ブッファンの別荘が ひっそりとたたずんでいる 左側は銀色の葉っぱのオリーブの木々 家と家の向こう側へはガイド付きの予約 英語かフランス語ということで 家の中はカメラ禁止 若きセザンヌの描いた 12の壁画はいまはもうない 天井の白いペンキは剥がれ 家のなかには何もなく 悲しい程みすぼらしい 早く修復してほしい 森の中を歩いているような 庭というにはあまりにも大きい この大きな敷地のあちこちに セザンヌはイーゼルを置き 何でもないようなこの景色が セザンヌの手にかかり 南仏の美しい光の絵が出来上がる 鑑賞する絵は一枚もなかったけど 振り返ってみたら 庭の向こうに イーゼルとセザンヌの姿がみえるような....... セザンヌはここで40年の時をおくってる 一日一回励みの1票 お願いします #
by poppy49
| 2014-10-13 08:43
| フランスの街角
猛暑のフィレンツェから戻り体調をくずし
1週間程何もしない毎日 夏の涼しい風でなく秋の気配の冷たい風のストックホルム このまま秋になってしまうのだろうか 大きな茶色い封筒が娘の所に私宛に送られてきた 中には 今はもう亡き人わたしの夫の昔の新聞記事と二枚の写真 びっしり書き入れた1枚のアメリカのポストカード 亡き主人の友達の奥さんだった人からだった 彼女は旧市街にアクセサリーのブティックを持っていて 子供のいない彼女は私の娘達をかわがってくれ わたしは良く遊びにいったものだった いつもおおきな声で笑うおおらかな彼女 でもその裏には不幸せな結婚生活そして離婚 離婚した後も48歳の若さで逝った夫だった人の最後をみとった彼女 離婚してののしり合う人たち 離婚してそれを友情愛へと発展させる人たち 離婚は終わりでなく始まりである その何年か後彼女はブティックを売り 私も離婚そして何回もの引っ越しでお互い音信不通 アメリカ人の彼女は自分の母国に戻ったのだろうと思っていた カードには電話番号が書いてあり私の名前をGoogleで見つけたと 早速その夜電話してみた 昔と変わらないおおらかな大きな声が電話の向こうから 私たちはまるで昨日今日会ってる友達のように 何年もの年の隔たりは消えさり お互いに聞きたいことが沢山あり 週末に会うことを約束して電話をきった 懐かしい思い出とともにやってきた茶色い封筒 一日一回励みの1票 お願いします #
by poppy49
| 2014-08-25 21:44
| ひとりごと
フィレンツェに宿をとった一つの理由は
この街から1時間位で行ける興味のある街や村が沢山あるからであった レオナルド ダヴィンチの生家ヴィンチ村もそのひとつで 今でもその当時とほとんど変わらぬ風景が残っていると...... 朝早くフィレンツェから30分ほどで着くエンポリ駅からバスで 着いた場所はヴィンチ駅 インフォメーションオフィスで地図をもらい ここから3キロあるAnichianoにダヴィンチの生家へと 赤い目印の14番追って行けば良いという 半分不安であったが兎に角 オリーブ畑の細い道へと 道は延々と続く上がり坂 まだ10時というのに太陽は わtしの体をその熱で一杯にする キラキラと銀色に光るオリーブの葉っぱの向こうに見える家 もしかしてヴィンチの生家かとおもいきや それは 忘れられた寂しげな 壊れかけた昔をかたる古い家 まだまだ続くオリーブの畑 レオナルドも歩いたのかこの道は 初めてみるオリー畑とはいえ いささかオリーブ畑に疲れてきた 1時間程歩いただろうぼこぼこ道のあがり坂 車の音が聞こえたと思ったら もうそこは舗装されたきれいな道 レオナルド ダヴィンチの生家は 見晴らしの良い丘の上 3部屋に分かれていて、一部屋には暖炉があり 今はただ部屋は空間として残ってる 彼の出生証明書も、隠れて写真とりました 感受性の強い少年時代を過ごした家 このすばらしい景色を彼はどんな風に受け止めていたのだろう 生涯一人で生きた人 彼の描くマドンナの あくまで完璧に美しく高貴な女性像 何度私は彼の描いたマドンナを模写したことか フィレンツェよりミラノを好んだ人 老いた肖像画を残していった人 500年前の彼の眺めた景色 それは今も変わらず私の目の前に広がってる 少年レオナルドが野花のなかからでてきそうな オリーブ畑の広がる レオナルド ダヴィンチの生家をあとに 私はまたオリーブ畑の中へ 感無量の気持ちをかかえて 黙々とヴィンチ村へと下り坂 一日一回励みの1票 お願いします #
by poppy49
| 2014-08-10 08:57
| イタリアの街角
突然の夕立 石畳に叩きつけるような激しい雨 8月に雨が沢山降ると良質なワインが出来ないと ワイン泣かせの8月の雨 昨日は雨が降らなくて良かった フィレンツェよりももっと古い街 1時間あまりの汽車の旅 坂道のあるシエナの街 坂道にあるレストランでも 上手に座るところを造ってしまう さすがイタリア人 トルコ緑色が窓を飾り 何百年もの間まるで息をしてきたような 触ってみたらザラザラしている 剥がれかけたレンガの壁 レトロなカフェー 何処の街角に目をおいても すべてが絵になるシエナの街 イタリアの古い街にあるように シエナにも立派に建ってる 高い塔とシンプルなゴシックの教会 去年訪れたボローニャと同じように 街が語る シエナの街も語る街 時間を忘れさせてくれた街 一日一回励みの1票 お願いします #
by poppy49
| 2014-08-04 05:34
| イタリアの街角
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